150kmの旅



駆け上がる始めての登り。


この坂道を上がるとき

約束をした。


「もう一度ここに帰って来る。」



琵琶湖一周の旅、戻ることはできない。












秋の気配の中。








トンボ大群の間を駆け抜ける。








ちゃんとトンボはよけてくれて、

当たることはない。




湖東は風。



強い風。

 







気温を感じないほどの風。








村の景色。










優しい景色。










時間どうりのバスが
何処にあるかもわからないバス停で、
人を乗せてゆく。









なぜ、人力で走り抜けるのか?



そんなことは、終わってから、考えよう。


















心のどこかに光が差して。



ついついここに来てしまう。














大きくなったなあ。



しばらくこないうちに。



大好きな風景。

 


かわらない。





一匹が二匹になったり。










凄い数になったり。



自然のことは行ってみないとわからないから。
















なにがあるかわからないから。






ついつい、危険を冒してしまう。








 




















何かが顔に当たって、背中に行った。


「へたくそなトンボ」もいるものだと大笑い。












50km地点で、






休憩した。

















15分と決めていても、
10分目には立ち上がってしまう。












心があせって、












じっとはしていられないから。















しかたなく歩き回っていたけれど。










結局、待ちきれずに

さあ、と立ち上がって。






次へと向かう。









電車の駅が途絶えた頃。






ひざの辺りに違和感が出て、










足がつって休憩した。













しかしもう、60km地点。



戻るも進むも同じだと感じて漕ぎ出した。









長い長い川沿いの区間







待ちかねた中間の75km地点まで
写真を撮ることも出来なかった。















やっと大休憩12:20

ささやかな時間がシミル。


塩分が恋しくて、蕎麦を食べた。






ガサゴソ。





さっき、顔にあたったのはトンボではなくバッタだった。



「背中に3時間もいたのか」と


跳んでゆくまで、休憩することにした。




続く