冬の終わりに
雨が降る



  


雨に落ちる冬の花。














 



雨はゆるぎない命を輝かせて



























 





















春を、もう忘れてしまった

























ぽつぽつ
冬が終わる音。
























ぼつぼつ虫も動き出す。


























































 



























雨に負けずに歩き出す。























 















光の言葉は

「ポロン」という。







































雨に喜び。


















 






















雨に心洗われる。




















ポロンと唱えたら。





















天気雨になって。



























冬は終わりを告げる。




































何もかもはじまった春に。

























日ざしが戻り




























記憶は戻り。
































あの頃に帰る。






















駆け出したあの頃に帰りたい。






でも、あの頃に戻れても。

また、寂しい思いも、つらい思いも。

やさしい気持ちを糧に、
乗り越えて来るのだろう。











































海辺の春のはじまりは。







それぞれの最後の冬。






















































まだ風は冷たくて。




















 






















夕陽はそれでも暖かく。






心に沈む





 



























同じ時間。


同じ海でつながる


















港町は、同じ春。



























同じ潮の香り


















何処にいても、

春に違いはない。




























あたたかな、春にあこがれて
















夕陽を見つめる。


















また、明日は雨雲がやってきて、綴れおるように春を呼ぶ。


















あの、あたたかな、春に帰りたい。



ヒトアメゴトニそう思う。


















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