夏への扉開いて。



  




夏の真ん中はいったいいつなのか





早朝の自転車置き場は、
昨日から残された自転車ばかり。














遠い遠い距離、電車に揺られて。

 












緑に囲まれた記憶を乗り換える。









次へと向かう気持ち













  


夏は気持ちのなかをゆっくりと過ぎてゆく。


















 日本らしさに触れた夏は、









ひと時の涼を求めていた。





でも、氷砂糖のように、残暑に溶けていった。





子供の頃、太陽を追いかけてた季節は、



大人になってからは

太陽から逃れる季節になってしまう。












夏から逃れていた。






夏から。













夏の日差しを待っていた記憶は、


もう長距離電話の彼方。









遅れて聞こえるタイムラグのように。





記憶とのずれさえ感じる。







   


夏が行く。


   

雲が動くように。




台風が過ぎ行くように。


      



















太陽に照らされれば良かったと、後悔した惜しむ心も。




夏を楽しめなかった心も
のこしたまま。


 









太陽が落ちる。


     













瓶ビールが恋しい

大人の夏に向かって。
















月の夜は、ゆく夏の物悲しさを

光で照らした。














夏がゆく。

約束も果たせないまま。





「私の影で包みます。
私の光で照らします。

そばにいても手も触れずに。
遠くにいても目を見つめて。」







夏に包まれた夏に、
秋に向かって、ゆびきりした。




summer picture diary:kabun:CANON 300D





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