絶対に忘れない。







 


肌寒い朝夕。






暖かな、お昼間。





京都は、寒暖の差でゆっくりと、

色づいてゆく。




オカエリサナイ秋の京都へ。





  







若葉は、夏の日差しを受けて大きく育ち。


そして、色をつけた。










   




  

秋の最終バスにようこそ。




















思い出を残そうと。













そんなに特別な事をしなくても。









旅は心の中に記憶の図書館をつくってゆく。














  









また来る約束。


あの夏、
君と行ったあのお寺も。

  









木陰で休んだ庭も。

   

違う場所として、思い出となる。







  



出会った京都は、

もう、記憶とは違うけれど。

懐かしさがあふれる。





そんな答え袷をしながら、

旅は進むもの。







着物の香り。



   


柔らかな太陽の匂い。




すべて、新しい思い出にして。




























朝の霧。

「早いけれど、せっかく来てもらったんだから、拝観していただいて結構ですよ」






冬に向かう最後の時に



  














花のよう深く。







木々は、秋の最後を染める。



抜ける光りさえ紅く、紅く。






  



 




秋は最高潮で終りを迎える。














木それぞれの個性。





人が創った物との調和。






   



自然の補色。


  

忘れない。


 


緑から赤に進む、錦の秋袷。







きっと、
人と自然が一つになる瞬間を見に来たんだ。


 


君の記憶と今が一つになる瞬間を見に来たんだ。


  



 五時の鐘が響き。


音を合図にする様に
記憶が保存された。



一日が終わる。












 まるで、秋から冬に変わるように。








太陽から月に変わるように。







 







でも、


人が創った光を受けて、





秋の木々は、色を思い出した。










まるで夢のように。

 


そして影は月光に染まり。






調和を教える。

















人の光が消えて。

本当の闇が来る。








楽しさに疲れて、

寝てしまっても、
積み重なった思いでを、キット忘れない。



オヤスミ。




















明日、
また日が昇ったら。。







京都は、きっと迎えてくれる。






より一層の赤を積み重ねた、

明日の京都の夢を見た。








もし、人の記憶に限界があるとしたら

前には進めない。


だから、

たしかに、ここに記憶があることを確かめたくて、


紅葉の街へと向かうのだろう。





絶対に、この秋は忘れられない。















人が創りしもの。最終回
storage capacity
:kabun kyoto







ご感想ありがとうございます




storage capacity:記憶可能な容量。