緑茶色に月白






そよ風少し冷たくて。






















                                                              紺碧に小紫



天高く



















                                                             銀朱に鸚緑




寄り添うような秋の日














                                                        黒柿色に淡黄色




この秋一番の寒い風を、
更新し続けて。


















                                                         白練に消炭黒








秋が風に押されて、おとずれた。
















 







                                           黄金色、黄雀茶、灰緑









時代の移り変わりの中で、生きる色。


   
白橡に草色                                                         白鼠に灰      









  懐かしい景色。

人の注意を引くはずの色。

時と共にあせてゆく。





  
                   赤紅に雌黄                                   蘭茶に黒鳶




学校帰り。
ばあさんの音。
寒くなる前に古い着物で上着を縫う音に
振り向いた。






  
若緑、常盤緑

もう若竹ではない蒼のかおりのなか。








                                                      青竹色
人が走ると景色が流れて

色が混ざる。

秋の色が混ざる。



                                                         青鼠








秋の色は。



  

                                                                                                柳緑に緑色






実りの色。










激しい季節の中でも、ちゃんと実った米たち。













  
        青藤に錆青磁 、黄緑に白銅色







冷たい炎、白い炎。

秋が人に時間経過を教える。







  

                              黒鳶に赤朽葉           黒羽色に岩緑青







傾いてゆく日と冷たくなる水で。


















ゆうやけこやけで





日が暮れて


                                                       鸚緑に紅赤





                                                       唐茶に利休白茶





鐘が鳴る。







栗皮茶、赤色、 黒柿











さようなら、また来るねと、挨拶して。



カケテユク人を追いかけられずに、

旅を終える。

 

金密陀と金茶色




夕陽を追いかけられずに。





金と孔雀青




季節の早さに。


                                            比金襖と漆黒





置いてけぼりにならないように。


                                                              金赤と青藍





変わって行く、秋にしがみつこうとして、

一生懸命に心の色を秋に袷わせた。



秋袷:KABUN SET1























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あきあはせ:秋袷:秋になって着る着物の袷。秋の袷色。