liner notes 




移動写真とは。

移動が基本で写真は記憶。
この写真展は動くことで写真が出来ると信じた時、はじまった。

とある、写真を見せてもらった。
それは芸術心が潜在的にある家族の旅行写真集。

なにげないおばさんの撮った写真に、少女の未完成な写真に
写真の深さを知る。

写真は、知識でもなく、テクニックでもなく、機材でもなく、
心の中の表現なのだと。

そして、移動写真を再開した。。

移動しながら思い思いを収める写真は、
少女の目の延長線上、心に響くものだけを切り取る。

花でも鳥でも風も月も、どれを切り取るのも同じ目線で。


色々な場所に向かう事で人は多くのものを知り、多くの人と出会う。
それを見る人々すべてと共感して生きていく写真展は、
記憶の欠片から、見る人が作る写真となる。


ぶれたピント。ずれた構図。そして画質はお構いなしに。




つながれてゆく記憶。

縦のスクロールは時間。

写真の大小は記憶の鮮明さ。

横に並ぶものは、心の中の対比、融合、目線の移動。

空間は、感じる余韻の時間。

リズムを形にした写真と、言葉の融合。

心の行き着く先はツナガレタ、その先に見えてゆくのだろう。


少女の目のトイカメ、大人の目のイチガン。
その融合が、私の心を打つ。そして、また未完成に導く。











リンクしてbbsに来ていただいている皆さん
充電時期に、ずっと写真を意識させてくれたちゃうねん氏
思想を共感してくれた大魔王氏
そして、
きっかけとなったmyに感謝して。一周年を迎える。







magic hand
望遠レンズのカイキン。
集中するレンズの中の標準レンズの子供たち。

心の集中を写真表現することへの
確認。



four-leaf clover
アクションサンプラーの映像は
一瞬の瞬き。
四つので一枚の写真の面白さは。
人では見れないほどの違い。
見れるほどの違い。

あまりに色がせつな過ぎて。
アクションには使えなかった。

explorer
久しぶりの野営。
寝不足を押しての参加。

参加してよかった。そんな気になる写真展。
シンドサを乗り越えることは、
休憩だけではないと、今回から登場した
vitoの少し曇ったカラースコパーが
教えてくれた。

twin positive
目標を立てて二周年を迎えるにあたり気がついたことは、
人には、少し先しか未来が見えていないということ。

しかし、少し前を目指してその延長線上を見れば
かならず進む道は見えてくるはず。

二つの前向きな心をつなぐ写真展。
初めてのポジ、露出計を使わない写真でのポジへの挑戦は
無謀に思われた、しかし、そこそこの成果で残ったことを
幸運に思い次のポジへと向かう点となった。
この写真展自身が移動写真館のポジティブな点となる。

bouquet
ジブンラシク咲く花に
女性を見た。

一周年を飾る花たちの協力に
カンシャしたい。

そして、咲き誇る六月の花になれと願う。
もっとも、意見に男女差のあった写真展。

out of order
壊れたカメラの演出で
写真はハカナイものとなった。
スメナの壊れかたの、かわいさに、
また惚れ直した。








May weather

五月晴れ、五月雨、すべては昔の言葉。
昔は梅雨が五月にあったから。

梅雨の晴れ間のありがたさ、
そして打ちつける雨の強さ。

雨音への憧れは、季節外れの言葉を
もっともらしく、今の五月に当てはめた。

頂上へと向うキモチの移動写真。

underpasse & overpasse
地下街の色。
アグファの色は迫り行くスピードで街を塗り替えてゆく。
出会った物を表現するカメラの動きを、一つ一つ引き出しから出して、
フレームに収めてゆく。

高架下の影。
期限切れの高感度フィルムをコンビニで拾う。
高架下の不死鳥のような力、個性的な発展を
ざらついたフィルムが再現する。

走る車窓にすべては夢のように微笑む時間が流れる。



golden section
黄金比のフレーム。
スクエアを撮りながら、黄金分割をも考えながら切り取った写真。
安定するサイズだからこそ、どんな絵も落ち着いて見える、
しかしその中の不安定さこそ、心をひきつける絵になるのではないだろうか?

宇宙の法則、渦の法則。すべて同じ比で繰り返される。
その法則の中には、今回の撮影方法と同じ、真四角が深くかかわっていた。
不思議の追求、実験に見えるトレーニング。

でもその中で発見したものは、写真の力、完成された大人の視線。

perfect square
二眼レフのファインダーは想像の中のフレーム、
感性を意識して考えてフレーミングしなくてはいけない。
ならば、真四角を感じて撮ることも可能ではないだろうか?
その結果見たものは子供の目線。

まっすぐな中心を見つめる子供の目線がテーマとなる。

キレノない画の中の安定した風景は丸を囲んで落ち着いてゆく。

走る車の流れる色。街のなんでもない景色を切り取るだけで、
それは写真となる。



southern lake
体調を崩して、琵琶湖一周をできなかった仲間と、
南湖をめぐった写真。
風がテーマとなり、もうひとつの一周を示す。

ただ、終わるさみしさと、充実感に後ろ髪をひかれた。



mother lake Reserved
春の指定席。

琵琶湖一周170kmを自転車で走りながら作成した写真展。
仲間とはぐれても休憩で挽回し、そして先頭をまた走る。
そんな繰り返しの中、もう一度出発点に戻ってくる約束が、
冬が終われば、決まって春がまたやってくる季節の約束とシンクロした。

北に向かうたびに春が生まれる時間に巻きもどされる湖。

冬があけたら毎年来る春の約束を指定席として、閉じ込めて走る。

毎年餌をくれるおばあさんの対岸の指定席に、鳥が戻って来る。


一人では作れない写真展。



oceans of spring
地球上の生物の源。
都会の生活の中、ふと海を思い出すことがある。

それは、長い氷河期が去り、地球に春が来た記憶。
その時DNAに刻まれた、海の思い出かもしれない。

騒音のホワイトのノイズは潮騒のホワイトノイズに変わった。



carry backto spring 
春の写真展は連載長編を作ることにした。その第一回。

季節の流れの中で、春だけは自分で思わないとやってこないと思う。
「まだ寒い」から、「花が咲かない」からなどと、思っていたら春はやってこない。
そんな季節の出会いと別れが、走っているだけで目に飛び込んできた。
自ら春を迎える人々の写真展。
移動写真館最高の数の写真数で、春を追う。
サクライロの写真展の裏には、
もっとも多くのフィルムが使われていった。




volcanic belt sign
春の旅行。今年は飛行機で行くことになる。
選んだ先は鹿児島、イメージにあったのは桜島の噴煙だろうか?
温泉の暖かなイメージの裏には、強い地球の力
火山の力を見る。

春霞の大空のサイン。
飛行機のベルトサイン。火山帯。同じ帯とおなじサインを見て。
旅行は終わる。



What a score!
構想半年の写真展。
街のあちこちにある線、その線はすべて生きている。
見える線、見えない線。人は線を作り、線は人を結ぶ、
人をつなぐ為に。

線は、並んではじめて五線譜になる。
五線譜はあつまってスコアとなり、世界を作る。

自然の五線譜の下、生きている喜びを、虹に囲まれてやっと知る。

戦争が始まった日の作品。


commuter train
自転車通勤の毎日、寒い朝も、ラッシュより快適に移動ができた。
雪の予報の中、仕方なしに深夜列車で仕事に向かう。
仕事終わりで、朝のラッシュを逆に進みながら見た物は、
電車だから感じた風景。

みんなが当たり前に思っている風景が新鮮に見えてきた。
電車だからこその遠回り、雪雲が覆う空の下をあるく。



prize island2 healing
ご褒美の島を再びおとづれた、見たものは治癒された島の姿。
夏に傷ついた島は、見事に元に戻り、すべての時間がゆったりと流れていた。
人は手を付けてはいけない物があると感じた夏の日を、もう一度巻き戻すように。

冬の記憶の切なさが
大切な事の確認が。

この島の忘れ去られた部分をそっと撫ぜた。




recollection
思い出に振り向くことを恐れぬわけは、それが人の記憶のしくみだから。

高貴な光に反発するように出かけたのは、思い出の街。
転がる車のように移動した先で見たものは、

不安、そして、春への希望。
やさしさは寂しさと知る。



two-faced
デジカメ作品。
人間には二つの顔がある、それは裏と表。
でも正直な人とは、裏表が見える人なのではないだろうか。

「心の裏側かくせません」

そんな人が正直に生きて損をする時代だから、
そんな人を好きになる。



cloudy,fine later
曇りのち晴れ、冬の空はそういう感じで気温が繰りかえす
繰り返していつの間にか暖かくなる。
夕焼けは明日晴天の約束。
その言葉を信じて、春を待つ。
ヒトアメゴトニ。



artificial horizon
心配事の最中。さまよう港町。
人が行きかわないコンテナヤードの街は、人が作った大地だった。

人の力の大きさ、それは自然に包まれていたという事実。
ゴクウの世界の果てが釈迦の手の上だったように。

人でさえ自然から生まれた証拠。
傷いたりもするだろう。

480円で新品購入したカメラの内面反射やゴーストに
人が作った物の個性を見る。





color temperature
色温度、それは意識することない光の色。
人の心は色温度を調節してしまう。

写真はそれを調節できない。
だからこそ見える色がある。

雪の白に映る光源の色温度と、
気温、同じ温度という言葉を追う。
最低気温を記録した山郷で。



recycle
水の循環のように
物の循環は
完璧にこなす事はできない。

そんなことを感じて港に向かう。
雪のはずの港は、暖かく雪解け水が流れた。
多くのリサイクル見る中で、物を使い切ることの重要性を見た。
格好ではなく、思想ではなく、今あるものを大切に使う、
長く使うことがリサイクルとなる。



Indiansummer
小春日和とはほんとうは秋の晴れのこと、
あたたかいうちに冬に向かう準備をしておこうという準備の日。

また違う意味で、老後の暖かな日という意味もある。
サマーを人生最高の時と、訳すのと同じで、
季節を人の一生に、たとえている。

老人の目からみた、冬の温かい日。そんなコメントに
撮影してから納得した。



starting over
一年の始まり。
仕事のラグビー会場と休みの初詣を繰り返す。
危険なモータースポーツや自転車を楽しむからこそ
人の手ではどうにもならない事に、幸福を願う。

なんでもない日の出日の入りが、いつもと違うのは、
けして、人が作った新年という日だからだけではないと感じて、
まるで、すべてやり直すように一年をはじめた。



A Happy New Year's
大晦日
港の景色。明日はもう新年、出港した船は来年へと向かう。

思ったよりいい一年だった?

そんな問いかけを毎年繰り返し、人は一年を終わる。



Xmas in JAPAN
日本のクリスマスはちょっと違う。

違うからこそ面白い。
そんな国の意味のまったく違うクリスマスの景色に、
思い出の希望と鎮魂の光が、瞬く。
あたたかな記憶。



open
高度成長期。
その代表的な物がつぎつぎと消えてゆく。
何かを始める時、その中には、
自ら始めるものと、時間がそうさせるものがある。

開始する物を追ったデジタル写真展



compete for first place
「いちに」を争う写真展。
二つの写真、どちらが心に映ったか?
その時々や心境で違うものだと感じた。

なぜか?奇妙だと多くの人に言われた写真展。
そのキモチは今わかる。



make for winter
冬はだまっていてもやってくる。
終わってゆく秋をおしみ。
準備する人を追う。

つらく楽しい、冬に向かう心構えを追う。




turn forward  turn red
紅葉。
紅葉の時、人は多くの写真を撮る。
それは、この時だけの自然の演出が美しいから。

アカに変わる木々が教えるものは秋ではなく
冬のおとずれ。

最高潮で秋は終わる。

寂しいけれどそれを認めなければいけない。



fall in run
秋に自転車が壊れて転倒してしまった。
そして、復帰した自転車の移動写真。

その中で見た景色は、深まり行く秋の光、斜光。



nostalgia
望郷の写真。
であった山村の懐かしさ。

都会の犬はフリスビーを追っていた。

この村の犬は、自由に走り、自由に生きる。
でも、畑を荒らす獅子や猿と決闘をしている。
足をひきずったシロ。おとぎばなしの中の出演者たち。

そんな、山郷の生活を見た一日。



close to your eyes
修学旅行で向かった土地は、
もう一度向かうことで、意識は変わっていく。
思い出が目の前に浮かぶ。

目では見えないものが見える。
大好な時を今も思い出す。



Dear,dear! deer
歴史の島。
生きる鹿。

一目ではわからない。
厚い歴史にシャッターを切る。

あたたかな事をいっぱい詰め込んだ気持ちを持ちながら。



machine idle time
唯一joshinではないラボでCDR化した作品
黒が浮いた失敗CDR化だがそれが逆に気にいってそのまま採用している。

自転車事故で、安静をよぎなくされ、出走できなかったダートラリーの風景。
休む機械に自分の姿を見た。



floral clock
時を刻むのは時計だけではなく。
自然の動きが教える時もある。

足元をみた時、見えた時計は、心を強く打った。

海外からの検索アクセスでもっとも多い作品。



romantic

カラー作品。
色がある写真のなかの色気のなさ。
人がいっぱいの通路に人は記録されない。
走る車は記録されない。

スメナの色。



unromantic
白黒作品。
色のない世界は色の氾濫。
心の中の想像の色が、駆け抜ける時。

白黒はもっとも色のある作品となる。

情報のない、情報。



signature tune
番組のはじめのテーマ音楽。
仕事の前に見た景色。

一晩走って見た景色は、カメラのなかで生き生きと残る。

その日の一日を凝縮するように。

スローシャッターの写真展



mother lake
生命の源の湖。
秋の琵琶湖を自転車で一人一周しながら見た湖は、
生き物が生まれて、あふれる世界だった。

母という名を持つ湖の世界は
毎日物を生み出し、そしてそれが、何度も人を呼ぶ。



light green times
緑は人を癒す。
心広がる、治癒するほどの緑の集合に、
さわやかな、なつかしい気持ちを込める。



theme park yourself
公園でユックリした。

公園で時間をとめた。

時間が止まるようなテーマパーク。
歩いた記憶を忘れない。



the time of departure

夏が行く。最高の夏が。
色々な思い出を締めくくる、夏を見つける旅の終わりは
飛行場の夕日。

そして、次の季節へと飛び立つ。



out of communication
消息不明の時間

逃げ出した時間。
それを、夏休みというのかもしれない。
父との旅行の記憶。


summer time cards
夏は仕事に追われるとき。
宿泊と次の仕事への合間合間が休みとなる。
その瞬間を細切れに記録した写真たちは。

まるで、夏のタイムカードの刻印のようだった。




the heat of late summer
残暑。その暑さのなか、へとへとになるのではなく。
前向きに走った。
こんな夏は今までないかった。

でもその暑さはスメナのオーバーな露光のなかで
確かに色づいた。



sea bathing
海水浴の中での夏の世界は、
子供の頃のように無邪気に切なく見える。
なつかしく、さみしい海の思い出。

日焼けの痛み。



the deepblue times
青い色は、不安と寒さ。
夏にそんな写真を集める。

蒼の写真は、キモチではなく、意識の奥のほうの
クールな部分と共鳴した。



pocket piece
お守りの硬貨のように持ち歩いた、110フィルムの思い出。
このサイズだからとれた、心の色。
夏への扉を探した日々。



prize island
台風の日、多くの人に止められても向かったご褒美の島。

少女のセツナイ思いがこもるこの島の色。
復活したMXが閉じ込めてゆく。

撮れていなかったはずのフィルムは、冷蔵庫から発見された。
そして今このwebに展示されている。

冷凍睡眠された記憶がよみがえる。



lost property
auto110の故障を修理した、動き出した思い出のカメラは
忘れられた遺失物。

だれかがひらってくれたハンカチに、
遺失物が戻るあたたかさを見た。



a destination label
この写真展の行き先を示す。

移動が基本で写真は記憶。
その記憶の断片を見せてゆく。



GETUYOU NO YORU TO KAYOU NO ASA
移動写真再開。

後輩に買ってあげたスメナ。
その試写で、夜のスメナを知る。

昼のスメナを知る。


移動写真が始まった。

まるで、唐突に。







ご感想ありがとうございます