秋山尓 落黄葉 須臾者 勿散乱曽 妹之當将見

秋山に落つる黄葉、しましくは、な散り乱ひそ、妹があたり見む

























私は、何度も何度も生まれ変われるなら、

「秋の最後を伝える」約束をいたしました。













別れて行く姿が悲しくて、

秋が行くのが悲しくて約束をしました




























月光は



 




日の出が近いことを示して。















  


淡い赤と



























 




蒼い時間が、闇を忘れさせた。






















 

























早朝の京都は。




 
















  





















冷たい

冬の香り。






















朝もやの中。

 






薬師如来金堂の声を聞く。








語りつぐ意味を知る。

 


































人は短い時間で出会い。







そして、





別れて行く。














 










何度も何度も繰り返す。












繰り返す。

































山の寺は、誰もいない京都。
















 

 


観光パンフレットにも書かれない

京都の隠れ処。
















    







  










空気さえ違う場所。




















冬の足音。



  


渓谷の水は冷たく。







   









  









紅葉は色をつける。










  










小さな寺にたどり着いて。





 












 










  



願いを結ぶ。


















  








 


 何時までもここでこうしていたい。

















でも、約束の日が来た。








一生の時間は短くて。














後編に続く