風はなく。



  





約熱の日。





  



いよいよ京都は夏を始める。


  


長刀。







都を浄化する為の刃。





  



あらゆる、力を山と鉾に込めて。



















一つ一つ伝承されたままに

組みあわされた。



  


































  



次々と立ってゆく中を抜けてゆく。


  













  


町内はこの時期だけ、車は通れなくなり。



  










神と仏の町になる。









  






  









ゲキの船。

戦舟。



神功皇后、

身重のままこの船で出陣し戦わずして戦に勝ち。

男児も無事産んだといういわれ。















 





  


釘を使うことなく。







昔のまま組み合わされ。


  






    



町はひとつとなる。


  



提灯に灯がともると。

子どもたちは集まって。


  



























  









大人の時間は終わる。



 




生まれて。



    



いつの間にか大きくなって、






いづれ。この祭りの意味を知る。


      





疫病がはやった今年、


  





蘇民将来の子孫達は、
約束通り、守られるだろう。



  






  



今回の祇園祭は、







より、強い願いをうけて行われる。







病に打ち勝つ守りとなるだろう。







あすから、祭りは最高潮へと向かう。


宵々々々山の京都、

まだ祇園囃子は聞こえない。





祇園囃子が聞こえる前に:KABUN & cameras